以前、友人たちと遊びに行ったときの話。
友人たちとその子供たちと遊びに行きました。
ある友人の子供が、ゲームセンターでとったブレスレットを持ってきており、プレゼントしてくれました。
オレンジやピンク、水色や紫。
様々な色のブレスレットを分けてくれ、みんなそれぞれ好みの色を選びました。
わたしは、紫がテーマカラーだったので、紫がいいなと内心思っていましたが、
子供たちを優先し、選ばせました。
ある友人の子供、Yちゃん(小学校2年)が、「紫がいい」と選び、わたしは大人気なく「残念」と内心思いましたが、ピンクのブレスレットが残り、それをもらいました。
とても可愛いブレスレットで、プレゼントしてくれた子のやさしさを感じました。
もらったブレスレットをつけて、Yちゃんとブレスレット可愛いねとお互い話している時に、
「〇〇(わたしの名前)、どっちが好き?」と聞かれました。
わたしは「どっちも好き」と答えましたが、そこから「わたしのラッキーカラーは紫なんだ」と何気なく言ってしまいました。
Yちゃんは「そうなん?」と答え、ふと表情が変わるのを感じました。
わたしは、「あっ」と思い、すかさず「でもどっちも好きだよ」と伝えました。
その後しばらく経ってから、
「ねえねえ、Y、こっちがいい」とわたしのピンクのブレスレットの方がいいと言ってきました。
「変えてほしい」って。
わたしは、自分が言った言葉が理由でYちゃんがそう言っているんじゃないかと思い、「気にしてくれてるの?」と聞きましたが、「変えてほしい、こっちがいい」と少し泣きそうになりながら伝えてきました。
そう言ってくれているので、わたしのピンクのブレスレットとYちゃんの紫のブレスレットを交換しました。
Yちゃんは「ありがとう」と笑顔になりました。
わたしも「いいえ、こちらこそありがとう」と答えました。
わたしはそのやり取りで、自分の大人気なさも感じながら、
Yちゃんのやさしさに胸が熱くなり、涙が出てきそうになりました。
わたしが、ラッキーカラーが紫だと言ったことで、Yちゃんは自分のブレスレットと変えてくれたのだとしたら、Yちゃんの心やわたしに気を遣わせることなく自分が「変えてほしい」と言ったことが、なんて相手のことを思いやれる子なんだと思いました。
その点、わたしの言動に反省しました。
Yちゃんのやさしさを通して、Yちゃんに「やさしさ」を教えられました。
今でもそのブレスレットを見るたびに、Yちゃんのやさしさを感じます。
子供たちに心を動かされ、教えられた経験でした。
では、本日も読んでくださりありがとうございました。