Happy Life

笑顔で前向きに過ごすための気づきや情報・日々の思いを書いていきます。

もう一人の自分。

みなさんは「幽体離脱」を経験したことがありますか??

 

いきなり、オカルト的な話でこういう類の話が苦手な方は申し訳ありません(><)

わたしもこういう話は苦手なので、この記事は怖い話とかではありません(多分)

ある本を読んでいて、幽体離脱が10人に1人は経験していると知りました。

わたしは経験したことはないですが、幽体離脱は専門的には「体外離脱体験」と言われていて、研究者によって幽体離脱を証明している実験をされていました。

「へえー」と驚嘆したと同時にこの本には社会で生きる上で大切なことも書かれていたので、今回は幽体離脱のことと合わせて、本をもとに書きました。

幽体離脱とは?

体外離脱あるいは体外離脱体験とは、自分の肉体から抜き出た世界を体験することである。体外離脱は自己像幻視の一形態だが、この用語は一般的にはドッペルゲンガーなどの二人目の自分を見るという病的状態を指す。

体外離脱体験という言語は、G.N.am.tyrrellの著書『Apparitions』(1943年)で初めて使用され、のちにCelia Greenやロバート・モンローなどの研究者によって「アストラル投射」または「スピリット・ウォーキング」などの信仰が中心の名前に代わるものとして採用された。体外離脱は、外傷性脳損傷や感覚遮断、臨死体験、解離性およびサイケデリックの幻覚剤、脱水、睡眠障害と夢、および脳への電気刺激などによって誘発される。また、修行中のヨーガの行者や研究の目的で一部の人々によって意図的に誘発される場合もある。10人に1人が生涯に一度または数回の体外離脱を経験している。

                          出典:Wikipedia

このように、脳への障害や刺激によって起こりうることのようです。

研究者が実験で意図的に被験者の脳のある部位、「角回」という部位を電気刺激することで被験者が肉体から離れた体験をしたようです。

背後霊のように自分のすぐ後ろに誰かがピッタリくっついている感じがし、それを丁寧に調べてみると、自分が右手をあげるとその人も右手をあげ、左足をあげるとその人も左足をあげるし、座っているとその人も背後で座っているということがわかりました。

背後にいる人は他ならぬ「自分」です。

そして、ベッドに寝ていた被験者の角回を刺激すると「自分が2メートルぐらい浮かび上がり、天井のすぐ下から、自分がベッドに寝ているのが部分的に見える」ということが起きたそうです。

これが「幽体離脱」というものです。


自分が自分から離れた現象が起きるというのはなんとも信じがたい話ですが、実際にそういう現象は脳のある部位への刺激によって起きることらしいのです(゚ω゚)

そして何度も書きますが、10人に1人が経験しているということも驚きでした( ゚д゚)

自分を俯瞰する 

この本には「幽体離脱は奇異なものではなく、自分を客観的に俯瞰してみることは一種の幽体離脱と言っていい」と書かれていました。

幽体離脱の神経回路が人の脳に備わっていることは確かにあります。

実際の脳への刺激によるものではありませんが、もう一人の自分を外からみるということが人間が社会で生きていくための必要な能力の一部ではないかということを言われています。

たとえば、サッカーの上手な人は自分をピッチの上から自分のプレイが見えるらしいです。

またなにかを行うときに、障害や困難にぶつかったり、失敗したりします。そんなときに「どこがうまくいかなかったのか?」「自分の欠点はなんだったのか?」と思ったり、「他の人から自分はどう見えているのだろう?」と考え、おしゃれや化粧をしたり。

自分で気付かなかったことに気付いたり、自分をあらためていくのも、他の人からどう見えているか?と気づき、初めてあらためられたりします。


そういう自分を客観視した能力が社会を生きる上で必要であり、人間的に成長していくのだと書かれていました。

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おわりに

まず、幽体離脱なんて本当にあるのだろうか?と思っていましたが、また何度も書きますが、10人に1人の割合で実際に起こっているということに驚きでした。

「もう一人の自分が外に出て自分を眺める」というそんな不可思議なことが実際にあるのだなあと思いました。このほかにもたくさん人間の不思議があるのかもしれないなと思います。


そして、この本を読んで大事だなと思ったことが、”客観性”ということです。


自己分析をするツールで「ジョハリの窓」というものがありますが、これは「自分も他人も知っている自分」の枠を広げていくことで自分と他人の認識のずれを理解し、人間関係を円滑に進める事ができると言われています。

そのためには「他者からみた自分」も必要不可欠な情報であり、実際に他者の存在がないと「自分」というものを知ることができないということとなります。

「自分から見た自分」を知ることも大切ですが、その上で他者から見た自分を知ることで本当の「自己理解」につながるのだと思います。


「わたしのことをどう見えてる?」と人に聞くと、面倒な人だと思われると心配ですが、家族や友人など聞きやすい人に聞いてみるのもいいかもしれないですね(^^)

そして自分は他者からどう見えているのだろう?ともう一人の自分から自分を俯瞰してみることは、成長や人間関係が円滑になる要素になるのではないかと思います。


幽体離脱の話がいったかどうかは分かりませんが(^^;)

本日も読んでいただきありがとうございました♪

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参考とした本→池谷祐二『単純な脳、複雑な「私」』です。