こんにちは(^ ^)
みなさんは、日頃より多かれ少なかれ「ストレス」を感じることがあると思います。
ストレスが原因で、心にもからだにも影響し、ときには病気として発症してしまうことも多くあります。
そのためストレスに対してあまりいいイメージをもっていない方も多いのではないかと思います。
そんなわたしもストレスにより病気になった経験もあり「ストレス=悪いもの」ととらえていました。
でも「ストレス」は人間にとっては切っても切り離せない関係でありストレスを感じたことのない人はいないと言われています。
ある本に「ストレスに対してポジティブな考えを持っている人ほど朝のモチベーションが高く、仕事に対して明確なスケジュールを立てる傾向があり、1日の生産性も向上、さらに寝る前の疲労感が格段に低かった。対して、ストレスに対してネガティブな考えを持っている人は仕事の量が増えるほど適切な対処を取らなくなる傾向があり、疲れ切った状態で1日を終えるケースが非常に多かった」と書かれていました。
ストレスに対するとらえ方により、1日の過ごし方や1日の終わりをよくも悪くもできるのだと思いました。
そしてストレスをポジティブにとらえ、ストレスとうまく付き合っていくことができれば、どんなにいいだろうと思いました。
今回は人生において切っても切れない「ストレス」についてわたしなりに調べた情報と「ストレス」に対するとらえ方が少しでもいい視点で見ることができればと思い、書いてみました(^^)
ストレスとは
ストレスとは「身体的・精神的な安定に影響を与えるような出来事の総称」であり、ストレスの原因となるものを「ストレッサー」とよび、ストレッサーに対する抵抗の結果として現れるものを「ストレス反応」とよぶようです。
ストレスの説明ではよく、人間の精神状態をゴムボールに例えられています。
ストレスのない状態ではゆがみの少ない球体ですが、ストレッサーがあることによって圧力をかけた部分がゆがんでしまいます。
このボールの弾力性(ストレス耐性)というのは、ストレスに対する強さをあらわしています。
人間の精神はゴムボールのように弾力性があるので、元の状態に戻ろうとします。
このストレッサーに抵抗して元の球体に戻ろうとする作用がストレス反応です。
ストレッサーは日常生活におけるさまざまなできごとや刺激であり、暑さ・寒さ、騒音、自然災害、薬物、化学物質、酸素欠乏・過剰、感染、炎症、悩み、焦り、怒り、さみしさ、緊張、不安、喪失・・・などがあり、主には人間関係によって生じる心理的なことが多いようです。
ストレスによって起こること
長時間ストレッサーの刺激を受けた場合や強いストレッサーを受けたときは、よりゆがみが大きいのでストレス反応もより大きくなります。
そしてストレス反応によって、からだの筋肉、骨格、内臓、神経、血管などにさまざまな変化が起こり、心理面、行動面、身体面に反応としてあらわれます。
行動面・・・怒りの爆発、ケンカなどの衝動的行動、孤立、引きこもり、泣く、幼児返り、拒食、過食、吃音、飲酒・喫煙量の増加など。
身体面・・・心拍数の増加、血圧上昇、食欲減退、嘔吐、下痢、めまい、しびれ、不眠、筋緊張、頭痛、胃痛、悪寒など全身にわたる症状があらわれる。
さらにこの状態が続いてしまうと、ストレス障害と呼ばれるさまざまな障害や疾病へと進んでいってしまいます。
うつ病や神経症、外傷後ストレス障害(PTSD)、過換気症候群、眼精疲労、高血圧、低血圧、腰痛、肩こり、頻尿、夜尿症、円形脱毛症、口内炎、メニエール病、自律神経失調症、気管支喘息、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性肝炎、過敏性腸症候群、狭心症、不整脈、 糖尿病、リウマチ、アトピー、生理不順・・・などがあります。
ストレスはすべて悪いもの?
上記に書いたように、ストレスが強すぎたり、長期にわたりストレスにさらされると、心やからだに「悪い」といわれる影響を与えもしますが、適切なストレスである場合では反対に効率の良い活動ができるといわれています。
そのため「ストレス=いい・悪い」というとらえ方よりも「少なすぎるか、適切か、大きいか」という視点から見るのが正しいとのことです。
ヤーキーズ・ドットソンの法則
ヤーキーズ・ドットソンの法則というものがあります。
「適度なレベルのストレスによって学習や仕事のパフォーマンスをすることができる」ということを示した法則です。
高いストレスほど簡単な活動の効率が上がり、低いストレスほど難しい活動の効率が上がり、中くらいのストレスであると中程度の活動の効率が上がるといわれています。
たとえば、日頃より行っている家事や簡単な作業などをするときは、やる気スイッチがオフモードのときより奮い立たせる刺激があったり、少し雑音があったほうが作業効率が上がるといわれています。
難しい課題や活動では、強いストレスを与えられると反対に集中力をなくしてしまったり、思考力が低下してしまったり、スポーツでは普段の力が発揮できなくなったりすることがあります。なので、リラックスした状態が高いパフォーマンスを発揮できるといった感じです。
ストレスが全くなかったり、反対に強すぎたりすると、物事をうまく進めることができず、思うような成果が出せず、それがストレスにつながり悪循環となってしまうこともあるかもしれません。
「ストレス=悪い」ととらえがちですが、ある場面、活動によってストレスがあることで、物事を効率的に進めることができ、それが成功・達成につながったり自信につながったりするので、ストレスをうまく活用できることが理想的なのでしょう。
ストレスとうまく付き合っていくには?
ストレスをうまく活用することが人生をよりよくするために大切でありますが、やはりそのストレスに適応するのが難しいからこそストレスに悩まされ、障害や病気が多いのだと思います。
現在はストレス社会と言われ、仕事やプライベートでも過度なストレスを抱えている方も多いと思います。
ストレスを抱え続けることで心にもからだにも影響を及ぼしてしまうため、そのストレスを解消していくことが必要となってきます。
効果的にストレス解消をしていくには、まず自分のストレスの度合いについて知ることが大切なようです。自分のストレスの度合いがどの程度なのかをじっくり観察し、把握することでストレス解消法が効果的に働くようです。
ストレス解消法はたくさんあるのですが、本に記載されていた効果的なものとしては日記をかく、深呼吸をする、瞑想する、運動する、環境を変える、自然と触れ合う、食事内容を改める・・・などがあります。
(またどこかで、その記事も書いてみたいなと思っています。)
またストレスの根本原因の一つに「考え方のかたより」があるそうです。その人の長年にかけて積み上げられた脳のくせにより、なかなか変えるのは困難ではありますが、そこを見直してみると効果は抜群にあるそうです。
そして心理学において「レジリエンス」という言葉があります。
これは「回復力」「復元力」「弾性(しなやかさ)」を意味し、「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生きのびる力」とされています。
レジリエンスを鍛えることで何か強いストレスや長期によるストレスによっても心が折れることなく「折れそうになりながらも立ち直る」ことができます。
そしてその逆境から立ち直ることで、次に新たなストレスを受けても以前よりダメージが小さくなり、次はそのストレスを力に変えて新たな道を歩むことができるようになるということもあるようです。
おわりに
「ストレス=悪いもの」ととらえられがちです。
でも「ストレスのない人はいない」といわれているのに、「悪いもの」ととらえてしまうと人生に悪いものをずっと背負っているようです。
ストレスと隣り合わせであるからこそ、ポジティブにとらえていくことで、ストレスとの付き合い方もいいように変化していけるのではないかと思います(^-^)
人によりストレスに対する強さもちがい、適度なストレスの程度がどの程度か?ということは明確にはわからないのですが、適度なストレスによって仕事や学習、物事の効率が上がるというメリットがあります。
また「逆境がある人ほど強くなれる」とどこかで聞いたことがありますが、ストレスがあるからこそ人間は強く成長していけるのだと思います。
そのためには「レジリエンス」を鍛えることが大切なのかもしれません。
このレジリエンスについては以前、仕事で耳にしたことがあり、当時はあまり気にとめていませんでしたが、ストレスについて調べてみると、レジリエンスについても書かれており、生きていく上でとても役に立つ情報だと思い、あらためて調べてみたいなと思いました。
ストレスは一概に悪いものとはいえず、程度、とらえ方、対処法が大切です。
そのストレスを味方にして、人生をよりよくしていくことができればと思いますo(^-^)o
では、読んでいただきありがとうございました♪