こんにちは(^ ^)
わたしたちは悲しいニュースをみたり、辛い状況にあったときに「心が痛い」「胸が痛い」という言葉を使います。
この「心が痛い」というときは実際に痛みを感じているわけではありません。
そもそも「心が痛い」ってどういうことでしょう?
今回はそのことについてかいてみました。
「心が痛い」とは?
人間には「痛み」というものを感じます。
脳の活動を観察しながら、皮膚に電気刺激や針を刺すと脳の「痛み」の神経が活動しているのがわかるそうです。
人間は無意識に「痛み」を避けています。
「痛み」の神経は生物進化の過程でもかなり初期のころに発達しているそうで、痛みは生物の命の危険の可能性があるためですね。
そして人間はその「痛み」の神経を進化の中で応用しているそうです。
ある状況で一人だけ「のけ者」にされた状況を作ったときの実験です。
そんな状況に置かれたときの脳の反応をMRIで測定したところ、物理的な「痛み」に反応する脳部位と同じ領域が活動したそうです。
このことから「心が痛い」ということは脳から見ると本当に「痛い」と反応していたということがわかりました。
「痛み」は共感の心も感じさせる。
「痛み」は自分だけじゃなく、相手の痛みを想像するときも「痛み」を感じます。
例えば、誰かがハンマーで手を叩かれる状況をみたり、調理をしていて包丁で手を切ってしまったという話を聞いたときに「痛そう」と思います。
そんなときに脳の反応を調べると「痛み」の神経が反応したそうです。
相手の痛みを理解する共感の心も「痛み」から生まれているのです。
なかには生まれつき「痛み」を感じない人がいるそうです。
そういう人は自分の痛みだけでなく、他人の痛みもうまく理解できないこともわかっているそうです。
終わりに
「心が痛い」というのは、体に痛みを感じる時と同じように本当に「痛み」を感じているのです。
だから言葉どおり「心が痛い」というのかと納得しました。
そして「痛み」は、人間社会を生きていく上であらゆる場所で応用されています。
「痛み」を感じるということは物理的なことから生命を守るうえで最も大切なことですが、他人の「痛み」を感じるうえでもとても大切なことです。
「痛み」を感じることが共感力につながるのなら、「痛み」を感じやすい人というのはとても共感力のある人なのかもしれないですね。
「痛み」を感じることは辛いことですよね( ;∀;)
でもその共感力は、大きい人であればあるほど人と過ごしていくうえで大きなメリットとなることだと思います。
その共感力を強みにかえて、生きていける人が増えると優しい人たちがあふれる世界になりますね(o^^o)
では、読んでいただきありがとうございました♪